【こんな人におすすめ】
・文章を書くことが苦手な人
・漠然とした不安や悩みがある人
・自分の考えを整理するのが苦手な人
【内容】
文章の技術的な指南書というよりは、主にマインド面に焦点をあてている。
本書では、書くことのメリットとして下記のような事柄をあげている。
・悩みや迷いが消える。
・やりたいことが見つかる。
・良い人間関係が築ける。
・充実した毎日が送れるようになる。
・文章が思いのままに、爆速で書けるようにになる。
・自分の武器となるような個性が見つかって、さらに磨き上げられる。
・多くの人に読まれるブログが書けるようになる。
つまりは、『書く』という行為を通して、自分自身と向き合い、自分を見つめ直すことが出来るようになる、ということである。
『書くことは人生のトレーニングだ。』という一文が本書内であるが、端的な一文であり本質であろう。
本書の考え方の基礎は『書き残す』ではなく『書き捨て』である。
書いたものはとっておかずに捨てる。
メソッドは6つのステップからなる。
1,紙に書く(裏紙でいい)。
2,残さない意識を持つ。
3,消しゴムや修正液で消さない(削除は線で)。
4,必ず捨てる(人に見られるのが心配な人はクシャクシャに丸めてもよい)。
5,自分の言葉に落とし込む。
6,制約をかけずに自由に書く。
『書き捨て』と聞いて1つ疑問に思った事はないだろうか?
「せっかく書いたものを捨てるのはもったいないのでは?」と。
私も最初はそう思っていた。しかし本書によると、『書き捨て』をしたほうが、情報が熟成するとのことである。
目次
第1章 「捨てる前提で書く」ことに意味がある
第2章 書くだけであなたも天才になれる
第3章 圧倒的な世界観で多くの人を魅了する書き方・伝え方
第4章 書けない原因と対処法について
第5章 「物語る」という行為は人生に何をもたらすのか
第6章 書かずにいられなくなる仕組みづくり
実践編 学習小説「書くか、くたばるか」
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