書評 すべての仕事を2分の1の時間で終わらせるガチ速仕事術 大原昌人 ぱる出版 2021年

働き方・作業効率化

【こんな方におすすめ】
全てのビジネスパーソン、何かしらの作業を行う人

本書は元「楽天市場」プロデューサーの著者によって、仕事のスピードに焦点をあてて書かれた書籍である。

目次は以下の通り。
序章 すべての仕事を2分の1の時間で終わらせるには
第1章 仕事効率をアップするための集中力ケア
第2章 すぐに使える時短テクニック&PC活用術
第3章 仕事相手や同僚との時短コミュニケーション
第4章 オンライン時代の時短テクニック
第5章 仕事スピードを高める運動・食事・睡眠の習慣
第6章 脳の疲労を回復して仕事スピードアップ!

第1章から第6章まで状況に応じた効率的な仕事術、考え方、方法などが解説されている。どれも有意義ですぐ使える内容が多い。

しかし、一番重要であり、効果が大きいのは『序章』であろう。本書では『脳の事前インプット法』と言われいるが、要は事前に情報を脳に入れておき、しばらく寝かせた後、出力するというものである。つまり、事前に内容を脳にインプットしておくと、別のことをしているときでも脳が勝手に働いており、いざアウトプットしようとしたとき、内容がある程度形になっている、ということである。これは時短にもつながるし、短いタイムリミットでも内容をより良い物にすることが出来る。

名著『アイデアのつくり方』にも似たような内容の記載があり、脳の働きによる仕事術が、アイデア術とも関連があり、かつ有用性の高さの表れであろう。

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